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米捜査機関のWebサイトに不正アクセス、捜査員らの個人情報が暴露

» 2011年12月13日 08時18分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 ハッカー集団AnonymousやLulzSecの一派とみられる人物が、全米の捜査員や民間企業のセキュリティ担当者でつくる連携組織のWebサイト「clearusa.org」のデータベースに侵入し、関係者の個人情報を暴露したと公言した。同サイトは米国時間の12月12日現在、つながらない状態になっている。

 暴露されたのは、同組織に加盟している米国各地の警察官や保安官のほか、Microsoftなどの企業や小売店のセキュリティ担当者のものとされる個人情報。個人名とパスワード、住所、メールアドレス、電話番号などがインターネットに掲載されている。

 攻撃側は捜査員らの個人情報を公開した理由として、米国各地で展開されている反格差デモの参加者に対する「非人道的な処遇」を理由に挙げた。さらに、「ユーザーの多くはパスワードの使い回しをしている」と指摘し、これら人物のTwitterやFacebook、個人の電子メールアカウントに侵入して内容を暴露するよう、仲間にそそのかしている。

攻撃を受けたclearusa.orgサイト

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