環境保護団体Greenpeace Internationalは2月8日(現地時間)、環境問題に取り組むIT企業のランキング「Cool IT Leaderboard」を発表した。米Googleが100ポイント中53ポイントを獲得して首位になった。過去2年連続1位だった米Cisco Systemsは、49ポイントで2位だった。
Greenpeaceによると、5回目になるこの評価では、温暖化対策ソリューション、環境への影響、政治的な活動という3つのカテゴリで企業を評価しているという。
Googleは、欧米の政府当局に対する気候変動政策に関する提言や、温暖化ガス排出量の開示、環境保護への取り組みの発表などが評価された。
このランキングには、そもそも米AppleやフィンランドのNokia、米Facebookなどの大手IT企業が含まれておらず、対象企業の選択基準は不明だ。Greenpeaceは昨年4月に発表した電力消費に関する調査「How Dirty is Your Data?(あなたのデータはどのくらい汚れている?)」で、Appleに最低の評価を下している。
Facebookについては、温暖化対策と政治的活動を評価するコメントをしている。
日本の企業としては、富士通が48ポイントでEricssonと同列3位、ソフトバンクとシャープが38ポイントで同列7位、NTTが19ポイントで17位、NECが15ポイントで18位に入った。
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