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Google、Chrome 17安定版のアップデートを公開 多数の脆弱性に対処

» 2012年02月16日 07時17分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Googleは2月15日、Webブラウザ安定版「Google Chrome 17」のセキュリティ問題を修正するアップデートを公開した。

 Googleのセキュリティ情報によると、更新版の「Google 17.0.963.56」では計13件の脆弱性に対処した。危険度別の分類は、同社の4段階評価で上から2番目に高い「High」が6件、下から2番目の「Medium」が6件、最も低い「Low」が1件となっている。

 脆弱性情報を寄せた研究者には、1件につき500〜1337ドルの賞金が贈られた。

 脆弱性の詳しい内容は公表されていないが、Googleではサンドボックス内での任意のコード実行、同一生成元ポリシーの回避、Webブラウザのセキュリティ機能に対する干渉などが可能になる脆弱性を、危険度「High」に分類している。

 今回の更新版ではこのほか安定性の問題も多数修正し、AdobeのFlash Player 11.1の更新版を組み込んだ。OSはWindows、Mac、Linuxに対応。配信は自動で行われるため、ユーザーが自分で操作する必要はない。

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