米Appleの発表会が日本時間の3月8日午前3時に開かれる。新型iPadを発表すると見られるが、同時に「Apple TV」の新製品が登場するという予測もある。発表会直前に出回っているうわさをまとめた。
最近、新型iPadの本体だという画像が中国系サイトに掲載されたが=動画=、デザインやサイズはiPad 2とあまり変わっていない。発表会への招待状の画像から「Homeボタンがなくなるの?」という声もあったが、この動画を見る限りではHomeボタンは従来通り存在するようだ。
招待状に写った精細なディスプレイの画像から、Retina Displayの搭載は確実といわれている。ディスプレイサイズはiPad 2と同じ9.7インチだが、解像度は2048×1536ピクセルに向上。精細度は264ppiと、iPhone 4/4Sが搭載するRetina Display(326ppi)を下回るが、iPad 2(132ppi)からは大幅に向上する。
新型iPadはこれまで「iPad 3」と呼ばれてきたが、ここにきて「iPad HD」という製品名になるという情報が飛び出した。AppleがiPadの小型版を開発中といううわさが何度も浮上してきており、「HD」という名称になればその対となる小型版への期待も高まる。
プロセッサはクアッドコアの「A6」チップを搭載するという説もあったが、米メディアの最新の報道では、新型iPadはデュアルコアの「A5X」と、iPad 2よりパワフルなGPUを採用し、A6チップは「iPhone 5」から採用する、という関係者の話が伝えられている。そのiPhone 5は6月に披露され、夏に発売されるといううわさがある。
発売日は米国では3月16日という説が浮上している。LTEに対応し、米国ではVerizonとAT&TがLTEサービスを表明するという。容量は従来通り64Gバイト、32Gバイト、16Gバイトの3モデル。ただ、高精細なRetina Displayの供給がタイトなため、当初は新iPadが潤沢に出回ることは期待できないようだという。このためiPad 2は当面、メインストリームの製品として併売し、容量8Gバイトの廉価版が登場するという。
日本では従来通りソフトバンクモバイルが販売するとみられるほか、iPhone販売に参入したKDDIも初のiPad発売に向けて準備中だと伝えられている。
Apple TVの米国での在庫がほとんどなくなっていることから、新機種の登場が確実視されている。現行機種はA4チップ搭載で最大720p(H.264)表示に対応しているが、新機種はプロセッサパワーの向上で1080pをサポートするという。価格は変わらないようだ。
以上はあくまでも現時点でのうわさ。詳細は今夜未明の発表会で正式に明らかになる。Apple発表会の様子はmacwebcaster.comが通訳付きでライブ配信を予定している(Ustreamとニコ生)。
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