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コンプガチャ「違法」報道に「現時点ではノーコメント」 DeNA、グリーなど

» 2012年05月07日 15時06分 公開
[本宮学, 伏見学,ITmedia]

 ソーシャルゲームの「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)を消費者庁が景品表示法に抵触する可能性があると判断したとの報道を受け、ソーシャルゲーム各社は今後どのような施策をとっていくのか。

 グリー、ディー・エヌ・エー(DeNA)、サイバーエージェントなどソーシャルゲームのプラットフォーム事業者6社は協議会を設立し、青少年(18歳未満)ユーザーに対して月額課金制限を設けるなど、自主規制に取り組んできた。DeNAは「消費者庁から直接連絡をもらったわけではないので、現時点ではコメントできない。協議会で対応していくかどうかも未定」(広報担当者)と話した。グリーは「現時点で正式な連絡がないため憶測でコメントはできないが、もし正式に注意勧告が来た際には真摯に対応していく」(広報担当者)と述べた。

 サイバーエージェントは「現時点で消費者庁から正式に注意が来たというわけではないため、今後の施策については検討していない。もし注意勧告があった場合にどうするかというのは、その勧告内容による」とコメントした。

 ミクシィは「新聞報道があっただけで、消費者庁から当社に対して連絡は来ていない。現在、消費者庁の判断があったかどうかを当社から確認しているところ。そのため、現時点でのコメントは差し控えさせていただく」(広報担当者)としている。

 また、コンプガチャが景表法に抵触する可能性があるという認識がこれまであったかどうかについては、DeNA、グリーともに「現時点ではコメントできない」(同)と述べた。

 サイバーエージェントは「特に把握していない。もちろん、違法性があると思って事業展開をしているわけではないので」(同)と話した。

 ミクシィは「こちらについても消費者庁から連絡がきていない現時点ではコメントを差し控えさせていただく。ただ、当社は内製ゲームを提供しておらず、あくまでプラットフォームに徹している立場なので、DeNAやグリーとは少し立場が違う。協議会を通じて、各社のやり方に合わせた取り組みをしていく必要があると考えている」(同)とした。

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