米Microsoftは7月5日(現地時間)、次期サーバOS「Windows Server 2012」の製品エディション(SKU)を発表した。また、現行の家庭およびホームオフィス向けサーバ「Windows Home Server(WHS)」は終了することも明らかにした。
エディションはFoundation(OEM版のみ)、Essentials、Standard、Datacenterの4つ。Windows Server 2008 R2では6つのエディションが提供されていたが、整理された形だ。
小規模企業向けのEssentialは、利用できるユーザー数を25人までに制限した廉価版で価格は425ドル。StandardとDatacenterはそれぞれクライアントアクセスライセンス(CAL)での提供になる。
Microsoftが公開したWindows Server 2012 EssentialsのQ&A集(リンク先はPDFダウンロード)によると、WHSの提供は終了し、DLNA規格対応やメディアストリーミングなど、これまでWHSでのみ提供してきた機能をEssentialsに追加するという。OEM版のWHSは2025年12月31日まで存続し、店頭で購入できるバージョンは2013年12月31日まで販売するとしている。
なお、MicrosoftはWindows 8 Proをキャンペーン期間中に購入すると、メディアストリーミングやDLNAに対応する「Windows Media Center」を無料で追加できると発表しており、家庭でのホームサーバ的な役割はこちらでも代用できそうだ。
Windows Server 2012は現在リリース候補(RC)が公開されている。正式版はWindows 8と同時期(10月とみられている)に公開の見込みだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR