クラウドストレージサービス「Dropbox」のユーザーからスパムメールの報告が相次いでいる問題で、Dropboxは米国時間の7月20日、「現時点で社内システムへの侵入は見つかっていない」と報告した。
この問題では、ユーザーがDropbox専用に使っている電子メールアドレスあてにオンラインカジノの宣伝メールが届いたとの報告が多数寄せられ、Dropboxからメールアドレスが流出したのではないかとの疑念が浮上。同社が社外の専門家にも依頼して調査に乗り出していた。
Dropboxはユーザーフォーラムへの20日の投稿でこれまでの調査結果を報告。社内のシステムに侵入された形跡はなく、Dropboxアカウントにも不正な挙動は見られなかったとした。スパムを受信したというユーザーにも連絡を取り、さらに調査を続けているという。
同社は「このような調査には時間がかかる。われわれは真相解明に努めている」と説明。もしもDropboxからの電子メールアドレス流出が発覚した場合は、ユーザーに通知すると約束している。
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