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Amazon決算、Kindle Fire販売やKiva買収コストで純利益96%減

» 2012年07月27日 14時29分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Amazon.comが7月26日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年同期比29%増の128億3000万ドルと伸びたが、純利益は同96%減の700万ドル(1株当たり1セント)だった。199ドルという低価格で販売しているタブレット「Kindle Fire」関連のコストや、ロボットメーカーKivaの約8億ドルでの買収に伴う一時費用6500万ドルが響いた。営業利益は47%減の1億700万ドル。売上高・純利益ともにアナリスト予測(売上高が128億8000万ドル、1株当たり純利益が2セント)を下回った。

 売上高を地域別でみると、北米地域の売上高が36%増の73億3000万ドル、欧米や日本などの米国外での売上高は22%増の55億1000万ドルだった。

 事業別の売上高は、メディア部門が13%増の41億1900万ドル、電化製品および雑貨部門が38%増の81億6100万ドルだった。Amazon Web Services(AWS)を含むその他の部門は54%増の5億5400万ドルだった。

 今後の見通しについては、第3四半期の売上高を前年同期比19〜31%増の129億〜143億ドル、営業利益(損失)を、3億5000万ドルの赤字から5000万ドルの赤字と予測した。

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