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FBI、LulzSecのメンバーを訴追 ソニー・ピクチャーズ攻撃に関与

» 2012年08月30日 07時10分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米連邦捜査局(FBI)は8月28日、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに対するサイバー攻撃にかかわった罪で、ハッカー集団LulzSecのメンバー1人を訴追したと発表した。同事件でLulzSecのメンバーが訴追されるのは2人目。

 発表によると、LulzSecのメンバーとされるレイナルド・リベラ被告(20)は同日、FBIに出頭して拘束された。これに先立ちロサンゼルスの大陪審は、共謀とコンピュータ損壊の罪で同被告を起訴していた。

 起訴状によると、LulzSecは2011年5月から6月にかけて、ソニー・ピクチャーズのコンピュータに不正侵入した。リベラ被告は「neuron」「royal」「wildicv」などの名でLulzSecに加わり、他の被告らと共謀して同社のWebサイトにSQLインジェクション攻撃を仕掛けて情報を盗み出したとされる。

 有罪判決を受けた場合、15年以下の禁錮を言い渡される可能性がある。

 この事件では2011年9月にLulzSecメンバーのコーディ・クレスティンガー被告が逮捕・起訴され、4月に有罪を認めている。判決は10月25日に言い渡される予定。

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