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通話音声を自動通訳する「はなして翻訳」 ドコモ、スマホ向けに

» 2012年10月01日 21時59分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは10月1日、スマートフォンやタブレットから発話した日本語の通話音声を、相手方の電話で英語か中国語、韓国語に自動通訳して再生するサービス「はなして翻訳」を11月1日にスタートすると発表した。通訳電話サービスを商用で提供するのは携帯電話事業者として世界初としている。

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 9月30日まで試験運用していたサービスを正式スタート。専用アプリ「はなして翻訳」をインストールしたドコモのスマートフォン/タブレット(Android 2.2以上搭載)からの日本語通話を翻訳し、通話相手に伝える。当初は英・中・韓の3カ国語に対応。11月中にドイツ語やフランス語など4カ国語を追加する。

 目の前にいる相手と会話する際の通訳に利用する対面利用も可能。お互いが1台のスマートフォンやタブレットに向かって発話した内容を通訳する。

 翻訳処理は「ドコモクラウド」を介して行うため、スマートフォンの性能に関わらず高速・高精度な通訳が可能としている。発信側はドコモ端末限定。通話料・通信料のみで利用でき、追加料金は不要だ。着信側は制限がなく、携帯電話、固定電話でもOKだ。

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 スマートフォン/タブレットのカメラに外国語の単語などをかざすと、その単語を翻訳して結果を返す「うつして翻訳」も、10月11日にスタートする。英語・中国語・韓国語の3か国語の料理メニューと、街中の看板が翻訳できる機能。専用アプリをインストールした端末なら、通信不要で動く。

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