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イプシロンロケットは8月22日打ち上げ デザインを公表

» 2013年05月21日 17時55分 公開
[ITmedia]
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 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は5月21日、新型ロケット「イプシロンロケット」を、8月22日に内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から打ち上げると発表した。機体デザインも決定。「固体ロケットの伝統を継承・発展させた、独自の機体デザインを考案した」という。

 日本の固体ロケット技術を継承したロケット。惑星観測用の宇宙望遠鏡「惑星分光観測衛星」を載せて打ち上げる。機体デザインは、固体ロケットの伝統的な色彩をベースに、下から上に向かって将来への進化を表現した。

 第1段の正面と背面上部に日章旗とJAXAロゴを掲示。これまでの路線からの進化・スリム化を表現したグレーのライン=画像の(1)=、シャープな字体の「EPSILON」(イプシロン)ロゴ=(2)=、惑星探査を志向する意志を明示した星のマーク=(3)=、ペンシルからM-Vまでのロケットの歴史の継承を表現した太い赤の縦線=(4)=、固体ロケット伝統のグレーと赤を使った全周の線=(5)=をあしらっている。

 公募した応援メッセージは赤ライン線部分に文字列として入れ込む予定。約1カ月の応募期間中に、5812件(日本語5360件、英語452件)集まったという。

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