米Microsoftは6月26日(現地時間)、開催中の年次開発者会議「BUILD 2013」において、Windows 8.1のプレビュー版に搭載される次期Webブラウザ「Internet Explorer(IE) 11」を披露した。
スティーブ・バルマーCEOがキーノートで「タッチ、タッチ、タッチ、タッチ、……」と叫び、Windows 8.1でタッチ操作の向上に努めたことを強調したように、IE 11もタッチ対応端末での操作性が向上している。タッチ性能の他の、主な機能を紹介する。
IE10でもWebサイトをスタート画面にピンし、タイルにできたが、IE11ではこのタイルがライブタイルになり、例えばニュースサイトのタイルでは新着ニュースが表示される。
以前発表されたように、1つのウィンドウでタブが最高100まで開けるようになり、ユーザーからのリクエストにより、タブを常時表示するオプションが追加された。
例えばオンラインショッピングで2つ以上の商品を比較したい場合などに、複数のWebページをスナップし、横に並べて表示できる。キーノートのデモでは、3つ並べてみせた。
Google Chromeと同様に、複数の端末のIEを1つのMicrosoftアカウントでログインして使えば、環境(開いているタブ、お気に入り、履歴、ユーザー名とパスワード)がSkyDriveを介して同期され、どの端末でも同じ環境のIEを使える。例えばデスクトップPCで読んでいたニュースの続きを、タブレットで読むことができる。
アドレスバーに検索したい言葉を入力すると表示される候補として、Webサイトのアドレスだけでなく、Bingの検索候補やWindows Storeのアプリも表示される。
3D描画技術のWebGLをサポートした。これにより、ビデオチャットサービスや3Dゲームをプラグインなどをインストールせず利用できるようになる。Google ChromeとMozillaのFirefoxは既にWebGLに対応している。
HTML5動画の再生に対応した。つまり、SilverlightやFlashなどのプラグインをインストールせずに、HTML5動画を再生できるようになる。米動画ストリーミングサービス大手のNetflixは公式ブログで、HTML5対応を目的にMicrosoftと協力し、MicrosoftがNetflixの要望を受けて“Premium Video Extentions”をIE 11に実装したことで対応が実現したと説明した。
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