米調査会社IDCが7月10日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)の世界PC市場に関する調査結果によると、出荷台数は前年同期比で11.4%減の7563万台で、これで2012年第2四半期から5期連続の減少になった。
過去最大の減少率だった前期よりは復調したが、Windows 8搭載のタッチベースのPCへの移行の不調やタブレットとの競合などにより出荷が伸びなかった。明るい兆しとしては、多くのメーカーが下期の新製品発売に向けて在庫削減を行っていることという。
メーカー別シェアでは、中国Lenovoが前期に僅差だった米Hewlett-Packard(HP)から首位を奪った。3位以下の順位は前期と変わらず、米Dell、台湾Acer Group、台湾ASUSTeK Computerと続く。前期は辛うじて0成長だったLenovoも含め、上位5社すべての出荷台数伸び率がマイナスだった。
順位 | メーカー | 2Q13出荷台数 | 2Q13市場シェア(%) | 2Q12出荷台数 | 2Q12市場シェア(%) | 出荷台数伸び率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Lenovo | 12,619 | 16.7 | 12,802 | 15.0 | -1.4 |
2 | HP | 12,378 | 16.4 | 13,414 | 15.7 | -7.7 |
3 | Dell | 9,230 | 12.2 | 9,633 | 11.3 | -4.2 |
4 | Acer Group | 6,226 | 8.2 | 9,241 | 10.8 | -32.6 |
5 | ASUS | 4,590 | 6.1 | 5,820 | 6.8 | -21.1 |
その他 | 30,589 | 40.4 | 34,464 | 40.4 | -11.2 | |
合計 | 75,632 | 100.0 | 85,374 | 100.0 | -11.4 | |
(PCにはデスクトップ、ノートPC、Ultrabookを含むが、タブレット、x86サーバは含まない。資料:IDC) |
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