米Amazon傘下のAmazon Web Services(AWS)は11月13日(現地時間)、クラウド型仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」を発表した。従来の企業向け仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)と同等のサービスを、約半額のコストで提供するという。現在、招待制のプレビューへの申し込みを受け付けている。
企業は自社内にサーバを持つことなく、AWSのクラウドで従業員にWindows 7の仮想デスクトップ環境を安全に使わせることができるという(Amazon WorkSpacesはEC2上で稼働する)。価格は月額制で、ユーザー1人当たり35ドルから。100Gバイトのストレージ、Microsoft Office Professional 2010、Trend Microのセキュリティソフト、Adobe Reader、Internet Explorer 9、Firefoxなどのユーティリティがインストールされた最高額のプランでも月額75ドルだ。
ユーザーはPCはもちろん、Mac、iPad、Kindle Fire、Androidタブレットからアクセスできる。それぞれのクライアントアプリは各アプリストア(iTunes App Store、Amazon Appstore、Google Play)からダウンロードできる。
同社は、クライアントが1000人の場合の1カ月のコストをオンプレミスのVDIと比較した表を公開しており、これによるとオンプレミスの場合のコストが10万ドル以上なのに対し、WorkSpacesは4万ドル程度になっている。
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