米Appleの次期モバイルOS「iOS 8」ではマップ(地図)が大幅に改善される──。Apple関連ニュースメディアの米9TO5Macが3月11日(現地時間)、情報筋の話として伝えた。
Appleは、2012年9月にリリースした「iOS 6」からマップのエンジンをGoogle Mapsのものから自社のものに変更したが、問題が多く、ティム・クックCEOがユーザーに謝罪するという事態を引き起こした。その後責任者の交代を経て改善が進んでいる。昨年リリースされた「iOS 7」では、ユーザーインタフェースとデザインも大きく変わった。
9TO5Macによると、iOS 8では多数の地図関連企業を買収した成果もあり、地図のエンジンが大きく改善され、信頼性が高まるという。また、地図のデザインも変わり、道路が見やすくなるなど全体にはっきりしたものになるという。
さらに、ようやく公共交通機関の乗り換え案内機能が追加されるという。現行のマップでは検索枠に住所を入力することでナビ機能が利用できるが、iOS 8ではGoogle Mapsと同様に車、徒歩、公共機関(とアプリ)を選択するメニューが表示される。公共機関を選択すると画面の下部に半透明のレイヤーで経路の選択肢が表示され、リストには出発時間と到着時間、所要時間も表示されるという。
iOS 8は年内にリリースされるとみられている。9TO5Macは2月の報道で、iOS 8には「Healthbook」と呼ばれる健康管理アプリが搭載されると伝えた。
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