特に多くの来場者の注目を集めていたのが、眼鏡型ウェアラブルデバイス(いわゆるスマートグラス)とAR(拡張現実)を使った次世代オーダーシステムだ。
スマートグラスを装着し、テーブル上のARマーカーを読み取ると、その店のメニューがARによって空間上に浮き上がって表示される。客は“頭の動き”や“視線”でメニューを選び、声で「これください」などと言えばオーダーできる――という仕組みだ。
店員はタブレット向け専用アプリで客が見ているメニューを把握し、注文や「これはなんですか?」といった質問に対応する。ARメニューには動画コンテンツなどを入れることもでき、客のメニュー選びに役立つという。また、店舗側のメニュー設置コスト削減などにもつながるとしている。
テーブル上に設置された巨大ディスプレイの上で手やモノ(ろうそく)を動かせば、ディスプレイに表示される画像がリアルタイムで変化していく――そんな不思議な演出も披露された。
天井近くに設置された「Wiiリモコン」の赤外線センサーで人やモノの動きを検知し、リアルタイムでサーバ側に送信。動きに対応する映像をディスプレイに表示していく仕組みだ。例えば手の動きに合わせてメニュー動画を表示したり、ろうそくの火のゆらめきに合わせて映像を流す――といったことが可能で、店内での客の待ち時間を楽しくするという。
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