NHN PlayArtとレベルファイブは4月25日、PC向けオンラインゲーム「イナズマイレブン オンライン」を来月スタートすると発表した。ゲーム性を高め、既存ファンだけでなくPCゲーム好きの“大人もハマる”作品に仕上げたという。
これまでニンテンドー3DSなどで展開してきたサッカーゲーム「イナズマイレブン」シリーズの最新作として、NHN PlayArtの運営するゲーム・ポータル「ハンゲーム」で公開する。企画をレベルファイブが、サービス設計とサーバ開発をNHN PlayArtが担当している。
開発コンセプトとして掲げた1つが、“大人もハマる”。アニメやゲームに親しむ既存の「イナイレ」ファンだけでなく、キャラクターやストーリーを知らないユーザーも楽しめるよう、オリジナルサッカーゲームとしての完成度や操作性を追求したという。
パスやドリブル、シュートなど一連のアクションはマウスのみで完結。チーム編成や戦術を試行錯誤しながら、200種類以上の必殺技やアクションシーン、アニメの名シーンなどをHD画質の映像で楽しめる。オンラインゲームならではとして、全国のユーザーとリアルタイム対戦ができるのも売りだ。
NHN PlayArtの加藤雅樹社長が「絶対に必要」と制作したオープニングムービーとテーマソングには、テレビアニメや劇場版の主要スタッフが参画。レベルファイブの日野晃博社長自ら「今までのイナイレ映像で1番気に入っているかもしれない」「これからテレビ版新シリーズが始まりそうな迫力」と満足そうに話す本格的な仕上がりとなっている。
加藤社長は「期待どころか……社運をかけてます!」と明言。「レベルファイブのスタッフが社内に常駐するなど、密に連携を取りながらいい作品が作れた。W杯を控え、サッカーに関する話題が盛り上がる時期。一気に加速させたい」とユーザー獲得に意気込む。
「これまでオンラインゲーム制作の打診はあっても、自分にとっても大事な作品なのでなかなか踏み切れずにいた」と振り返る日野社長。「作品を理解したうえで新たなコンセプトを加え、素晴らしいゲームを生み出してもらえて嬉しい。『大人向けの本物のイナズマイレブン』として新たなファンを獲得できれば」と話している。
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