米Twitterは4月29日(現地時間)、2014年第1四半期(1〜3月)の決算を発表した。注目されていた月間アクティブユーザー数(MAU)の伸びはアナリスト予測を下回った。
売上高は前年同期比119%増の2億5049万ドル、GAAPベースの純損失は1億3236万ドル(1株当たり23セント)だった。純損失は前期に続き、株式公開に伴う従業員へのストックオプション提供の影響が大きい。そうした特別費用などを除いた非GAAPベースでは18万ドルの黒字(1株当たりでは0セントで利益なし)だった。
売上高、非GAAPベースの純利益ともにアナリスト予測(売上高が2億4150万ドル、1株当たり純損失が3セント)を上回った。
MAUは前年同期比25%増、前期比5.8%増の2億5500万人だった。前期は30%増の2億4100万人だった。アナリストは2億5700万人と予測していた。モバイルからのMAUは前年同期比31%増、前期比8%増の1億9800万人だった。
タイムラインの閲覧数は15%増の1570億件で、タイムラインの閲覧1000件当たりの広告売上高は96%増の1ドル44セントだった。
広告による売上高は前年同期比125%増の2億2600万ドル。モバイル広告が広告収入全体に占める割合は80%だった。ディック・コストロCEOは発表文で「MoPubの統合により、毎月10億人以上のiOSおよびAndroidユーザーにリーチできるようになり、Twitterは世界最大のアプリ内モバイル広告企業の1社になった」と語った。同社は4月、モバイルアプリインストール広告を開始した。
データのライセンシングなどからの売上高は76%増の2400万ドル。米国外からの売上高は183%増の700万ドルで、売上高全体の28%を占めた。
今後の見通しについては、第2四半期の売上高を2億7000万〜2億8000万ドルとした。2014年通年の売上高は12億〜12億5000ドルに上方修正した。
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