米Microsoftは5月13日(現地時間)、昨年11月に499ドルで発売したゲーム端末「Xbox One」で、コントローラー「Kinect」無しで100ドル安い399ドルの廉価セットを販売すると発表した。
399ドルというのは、Xbox Oneの競合であるソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション 4」(PS4)の販売価格。PS4も昨年11月に発売され、4月時点での世界での累計販売台数は700万台。
Microsoftは4月、Xbox Oneの小売店向けの世界累計販売台数が3月末時点で500万台を突破したと発表しており、PS4に大きく水を開けられている。
この廉価セットは、現在Xbox Oneを販売している地域で6月9日に発売する。Kinect付きの標準セットは499ドルのまま販売を継続する。日本ではXbox Oneは9月4日に発売されるが、まだ価格は発表されていない。日本でも2種類のセットが販売されるかどうかは不明だ。
Kinectは、ジェスチャーや音声で端末を操作するためのコントローラー。Kinectがないと音声での起動などはできないが、無線コントローラーだけでもゲームはプレイできる。
Xbox One向けのKinectは、現在は単体では販売していないが、廉価セット購入者向けに今秋に発売する計画という。Xbox 360版Kinectの発売当時の価格は149.99ドルだった。
Microsoftはまた、これまで有料メンバーシップ「Xbox Liveゴールド」でのみ利用できたゲームやサービスの一部を、6月から無料で利用できるようにする。例えばMachinima、Twitch、UploadなどのサービスがXbox Liveのアカウントのみで利用できるようになる。
変更履歴:当初マルチプレーヤー機能などがゴールド以外でも利用できるようになるとしていましたが、誤りです。お詫びして訂正します。[2014/5/14 10:00]
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