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宇宙ヨット「IKAROS」、3度目の冬眠から目覚める

» 2014年05月26日 20時31分 公開
[ITmedia]
画像 帆を開いたIKAROS(2010年6月にIKAROSの分離カメラから撮影)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月26日、2010年5月に打ち上げられ、全ミッションを終了した宇宙ヨット実証機「IKAROS」(イカロス)が、3度目の冬眠モード明けを迎えたと発表した。

 4月の途中から冬眠モードから空けた状態にあると予想され、姿勢・軌道の予測に基づき探索したところ、5月22日に電波を受信できたという。地球からの距離は約2億3000万キロ。6月ごろまでIKAROSの状態を確認するためのデータを継続して取得し、解析作業を行う。

 IKAROSは現在、太陽の周りを約10カ月で公転中。うち7カ月間は太陽電池による発生電力が不足し、機器がシャットダウン状態となる冬眠モードに入り、残りの3カ月は十分な電力を得て冬眠モードから明け、データを受信できるという。

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