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Google検索で「ロリ」がブロック? 「特定ワードの検閲はしない」とGoogle

» 2014年06月10日 10時18分 公開
[ITmedia]

 Google検索で、「ロリ」に性的なワードを加えて検索した際、性的なサイトや画像がほとんど表示されなくなったとネットユーザーの間で話題になっている。児童ポルノの単純所持を禁止する児童ポルノ法改定案が衆院を通過したこともあり、Googleが「ロリ」関連ワードの検索結果を検閲しているのではと推測する向きもあるが、Google日本法人は取材に対し「特定のワードを検閲することはない」と話している。

 Google日本法人の広報担当者は、「特定のキーワードについてはコメントできない。あくまで一般論」と前置きした上で、「基本的に、何らかのアダルトのコンテンツを検閲することはない。この規模のサービスでは、特定ワードの検閲などはそもそも不可能だ」と話す。

 その上で、「いろいろな解釈ができるあいまいなキーワードについては、露骨な性的コンテンツは優先的には表示せず、露骨でないものを優先する」仕組みになっているという。あいまいなワードではなく、個別具体的なワードで検索すれば、求める結果が得やすいとしている。

 5月下旬に行われた検索アルゴリズムの大規模アップデート「パンダアップデート 4.0」で、児童ポルノ関連のキーワードの規制が強くなったのではと見る向きもあるが、「児童ポルノは即削除され、検索結果に表示されないようしており、もっと厳しく対処している」ため、それも当たらないとしている。

 今回の変化は、Googleが日々行っている検索アルゴリズムのマイナーアップデートの影響によるものかもしれない。「検索アルゴリズムは日々進化している。その目的は、より良い情報にアクセスできるようにすることだ」と担当者は話している。

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