米Googleは7月30日(現地時間)、企業向け「Google Apps」のテレビ会議システム「ハングアウト」を強化したと発表した。また、2月に北米その他で発売したChrome OS搭載のテレカンシステム「Chromebox for meetings」を日本と英国でも発売した。
ハングアウトの強化では、これまで必要だったGoogle+のプロフィールが不要になった。Google Appsのアカウントを持っていれば誰でもハングアウトのテレビ会議に参加できる。1つのテレビ会議に参加できる人数の上限は15人だ。
また、ハングアウトの利用規約がGoogle Apps for BusinessのGmailやGoogleドライブと同じになった。つまり、年中無休・24時間の電話サポートが利用でき、SLAで99.9%の稼働率を保証する。
さらに、9月からビデオ接続サービスの米Blue Jeansがハングアウトをサポートし、テレビ会議専用端末を利用するタイプのサービスや公衆電話からもハングアウトに参加できるようになる。会議サービスプロバイダー大手の米InterCallの電話会議サービスからもハングアウトに参加できるようになる。
Chromebox for meetingsは、台湾ASUSのChrome OS搭載端末「Chromebox」、高精細ビデオカメラ、マイク/スピーカー、QWERTYキーボード付きリモコンで構成されるテレビ会議用システム。米国では999ドル(別途「Web上の管理コンソール使用料」が年額250ドル掛かる)で販売されている。
日本語のページも公開された。日本語の公式ブログによると、日本でのメーカー希望小売価格は15万円で、管理コンソール使用料は年額3万5000円。
現在Chromebox for meetiingsはASUSのみが製造しているが、9月にはDell製のものが発売されるという。
変更履歴:Googleの日本語公式ブログで日本でのメーカー希望小売価格が発表されたので補足しました。また、当初「サポート料」としていたのは「管理コンソール使用料」とのことだったので、修正しました。[2014/7/31 18:00]
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