ソニーのオンラインゲームサービス「PlayStation Network」(PSN)とSony Entertainment Networkが日本時間の8月24日から25日にかけ、サービス妨害(DDoS)攻撃を受けてダウンした。同じ日に、ソニー・オンラインエンタテインメントの幹部を乗せて米ダラスからサンディエゴに向かっていたアメリカン航空機の国内便が、爆破予告を受けて行き先を変更した。
PSNのブログによれば、同サービスは外部からの人為的な大規模アクセス集中により、接続障害が発生した。米メディア各社は、World of Warcraftなどのゲームを展開するBattle.netや、MicrosoftのXbox Liveなども攻撃を受け、影響が出たと伝えている。
一連の攻撃に関連して、「Lizard Squad」を名乗る集団がTwitterに犯行を認める内容のツイートを掲載した。
ソニー・オンラインエンタテインメントのジョン・スメドリー社長は米国時間8月24日のTwitterでPSNのサービスについて「大規模なDDoS攻撃を受けている。対応中だがゲームに影響が出る」と報告。続いてサンディエゴに向かう機内にいることを明らかにし、直後に「安全上の理由から搭乗機がフェニックスに行き先を変更した」と伝えた。
このツイートと前後してLizard Squadのツイッターには「@AmericanAir 我々の入手した情報によると、@j_smedleyの搭乗機に爆弾が積まれている」との投稿が掲載された。
報道によれば、同機はフェニックスの空港に無事着陸し、乗客乗員にけがなどはなかった。米連邦捜査局(FBI)が事件について捜査に乗り出したという。
ソニーは8月25日までにPSNなどのサービスを復旧させたと報告。個人情報への不正アクセスや流出はなかったとしている。
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