　米Microsoftが自社のWindows Phone端末に使っているブランド名を「Nokia Lumia」から「Microsoft Lumia」に変更する──。Nokia Franceが10月21日（現地時間）、公式Facebookページの名前を「Microsoft Lumia」に変更すると投稿し、Microsoftが米The Vergeにブランド名変更を認めた。

「数日中にこのページの名称変更について発表します。間もなくこのページは“Microsoft Lumia”になります！」

　Microsoftは4月にフィンランドNokiaの端末部門の買収を完了し、Windows Phoneのオリジナル端末製造を担う「Microsoft Mobile Oy」という名称の子会社にした。だが、買収完了後に発売した端末にもまだNokiaブランドが表示されている。

9月に発売した「Lumia 735」にもNOKIAのロゴが刻印されている

　Nokia本体は端末部門売却後、ネットワークインフラサービスのNokia Solutions and Networks（NSN）、地図サービスのHERE、先進技術開発とライセンス部門のAdvanced Technologiesを擁するソフトウェア・サービス企業となっている。Nokiaは同日、Android版HEREのβ版を公開した。

Microsoft、3モデルの新Lumiaと専用OSアップデート「Denim」を発表
MicrosoftがLumiaの“手ごろなフラッグシップ”と自分撮りに特化したミドルレンジモデルを発表した。また、Chromecastのような画面ミラーリング端末（NFC利用）も発表した。
Microsoft、Nokia端末部門買収完了「Microsoft Mobile Oy」に
Microsoftが昨年9月に発表したNokiaのハードウェア部門の買収が完了し、同部門は子会社Microsoft Mobile Oyとなった。MicrosoftはLumiaシリーズのWindows Phoneだけでなく、AshaやAndroidベースの「Nokia X」も販売する世界第2位の携帯端末メーカーになる。
Nokiaの暫定CEO、「これは新たな150年の始まりだ」
Microsoft、Nokiaの携帯端末事業を買収
MicrosoftがNokiaのハードウェア部門を買収する。NokiaのエロップCEOは古巣に戻り、Devicesチームのトップに就任する。