米Twitterと米IBMは10月29日(現地時間)、企業向けのツイートデータ分析サービスで提携したと発表した。firehoseと呼ばれる膨大な公開ツイートのリアルタイムデータをIBMの「Watson Analytics」をはじめとするクラウドベースの解析サービスで利用できるようになる。
Watson AnalyticsはIBMが9月に発表した自然言語ベースの“コグニティブサービス”。ユーザーは例えば「うちの製品で顧客に一番人気があるのは何?」「ブラジルで急に売り上げが伸びたのはなぜ?」といった多変量・パターン依存な質問を入力することで、ツイートデータの解析結果を得ることができる。
Twitterはこれまでも企業や学術研究者にfirefoseを提供してきたが、IBMでの提携ではデータを提供するだけでなく、企業向けの意思決定アプリケーションを共同開発するという。Twitterは4月に発表したGnipの買収により、こうした協力が可能になったとしている。
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