動画ストリーミングサービス大手の米Netflixが任天堂と協力し、任天堂の人気ゲーム「ゼルダの伝説(米国では「The Legend of Zelda」)」シリーズに基づくオリジナル番組を制作しようとしていると、米Wall Street Journalが2月6日(現地時間)、この件に近い筋の話として報じた。
Netflixは4日、今秋に日本でサービス提供を開始すると発表した。その際、日本のテレビ番組や映画に加え、Netflixオリジナル作品も配信すると説明している。
Netflixは米国では既に、幾つかのオリジナル番組のシリーズを配信しており、アカデミー賞ノミネート作品もある。
Wall Street Journalによると、ゼルダの伝説コンテンツはまだ計画のごく初期段階で、脚本家を探している状態という。Netflixはこのコンテンツは家族で楽しめる冒険物語で、米HBOの人気テレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のようになると表現したという。
Netflixと任天堂はWall Street Journalの問い合わせに対し、コメントを拒否した。
ゼルダの伝説シリーズは、1986年に任天堂のファミリーコンピュータのゲームとして誕生して以来、約20本のゲームとしてリリースされている。最新作の「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D」は2月14日にニンテンドー3DS向けにリリースされる予定だ。
ゼルダの伝説には熱烈なファンが多く、かつて(任天堂非公認の)自主映画が公開されたことはあったが、Netflixが制作するとすればこれが初の公認作品になり、日本上陸に際して強力なキラーコンテンツになりそうだ。
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