クロックス・ジャパンは3月5日、新作スニーカーをドローンを使って買い物できる「空中ストア」を東京・六本木の東京ミッドタウンにオープンした。8日までの期間限定開催だ。
ストア内のiPadでほしいシューズの色を選ぶと、ドローンが舞い上がり、高さ5メートル、幅10メートルの巨大ディスプレイから指定された色の靴を運んでくる。“驚きを持った軽さの体験”をコンセプトに、新スニーカー「ノーリン」の軽さをアピールする「空飛ぶ靴屋」だ。
靴をつかむドローンは、このために約半年かけて開発したオリジナルモデル。アーム部分の先端は磁石になっており、靴に取り付けられた天板部分と引き合い、電流のオン/オフでつかんだり離したりする仕組みだ。ディスプレイの外側に取り付けられた6つの赤外線センサーで機体の位置を感知し、指示を受けてから手元に届けるまでを全自動で行う。
見慣れない機械や空に浮かぶ約80足の靴に一般客も何が起こるのか興味津々。報道関係者向けのデモで、ドローンが無事に靴を持ち上げると、自然に拍手が起きていた。
ドローン本体はイベント終了後、関東と関西の直営店舗でディスプレイされる(店舗や設置数など詳細未定)。「空中ストア」としてのイベントの予定はないという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR