米Googleが、GmailおよびInboxで請求書の受信・支払い手続きを可能にする新サービスを準備中であると、米re/codeが3月24日(現地時間)、独自に入手したというGoogleの社内文書に基いて画像付きで報じた。
このサービスは「Pony Express」と呼ばれており(コードネームの可能性もある)、文書によると第4四半期(10〜12月)に提供開始の見込みという。
サービスにサインインするには、ユーザーは住所、氏名、社会保障番号、運転免許証番号などの本人確認のための情報と、クレジットカードあるいはデビットカード、または銀行口座の情報を入力する必要がある。
サインインすると、このサービスを利用する企業(電話会社や保険会社など)からの請求書が電子メールでGmail/Inboxに届き、自動的にPony Expressの専用フォルダに保存される。ユーザーはこれらのメールを開き、メーラー内で支払い手続きを完了できる。
Googleのオンライン/モバイル決済サービス「Google Wallet」では現在、クレジットカードあるいはデビットカードでの支払いしかできないが、Pony Expressは銀行口座からの支払いも可能になる。
Googleがこのサービスに課金するかどうかは不明だが、少なくともユーザーの銀行口座や利用サービスなどの個人情報が収集できれば、同社の主な収入源である広告にそうした情報を活用できそうだ。
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