フィットネス向けウェアラブル端末を手掛ける米Fitbitは5月7日(現地時間)、新規株式公開を申請した。上場先はニューヨーク証券取引所(NYSE)で、ティッカーシンボルは「FIT」。1億ドルの調達を目指す。
2007年創業のFitBitは、歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠時間、昇降階段数、心拍、GPSによる位置情報などの計測機能を搭載し、スマートフォンと連係する腕時計型端末を製造し、世界50カ国以上の4万5000以上の小売店で販売する。日本でも量販店などで販売しており、価格は4000円〜2万1000円。最近発売されたハイエンド端末「Fitbit Charge」は現在Amazonの活動量計ランキンクで1位だ。
同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると、2015年3月末までの端末の累計販売台数は2080万台。2014年の販売台数は1090万台だった。米調査会社NPD Groupのデータによると、米フィットネストラッカー市場で68%のシェアを持つという。2014年の売上高は前年比175%増の7億4540万ドル、純利益は1億3180万ドル(前年までは赤字)と急成長した。
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