米通信大手のVerizon Communicationsは5月12日(現地時間)、米インターネット・コンテンツサービス大手のAOLを買収することで合意に達したと発表した。買収は株式の公開買付で行われ、総額は約44億ドル。取引は今夏に完了の見込み。完了後、AOLはVerizonの完全子会社になる。
Verizonはこの買収を「将来の成長を推進するためのデジタル・動画プラットフォームを構築するための重要なステップ」であり、「AOLはデジタルコンテンツと広告業界のリーダーであり、VerizonとAOLは6000億ドル規模の世界の広告業界でダイレクトにターゲティングしたモバイルファーストのプラットフォームを構築する」としている。AOL買収の主な目的は、AOLが持つHuffington PostやTechCrunch、Engadgetなどの優れたコンテンツと広告ノウハウのようだ。
AOLのティム・アームストロングCEOは買収完了後もCEOを続ける。
VerizonのAOL買収、狙いはコンテンツよりも動画広告か
米連邦通信委員会が「ネットの中立性」規則採択──“高速車線”認めず
米FCC、「ネット中立性」問題でISPの「高速車線」を認める投票
米CATV最大手のComcast、2位TWCの買収を断念 当局が認可せず
AOL、ブログメディアのHuffington Postを3億1500万ドルで買収
AOL、ブログメディアのTechCrunchを買収Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR