米Googleは5月21日(現地時間)、YouTubeの新しい広告「TrueView for shopping」を発表した。動画広告上にオーバーレイ表示するインタラクティブな「カード」をユーザーがクリックすると、広告主のオンラインショップが開く。
TrueViewは、ユーザーが広告を選択した場合にのみ課金される広告フォーマットで、YouTubeでは動画の前にプレロールとして再生される「インストリーム広告」などのことだ。「カード」は、同社が先月発表した通知機能。「アノテーション」と異なり、モバイルでも表示される。
新広告は、例えば家具の広告動画の再生中に家具のオンラインショップへのリンクカードとして表示される。
新広告のテストに参加したあるオンラインショップオーナーは、インプレッション当たりの売上高が通常のキャンペーンの3倍に上ったという。
Googleは直近の業績発表で、YouTubeのTrueViewが増加しており、広告収入に大きく貢献していると語った。また、同社は今月発表した広告に関する調査結果で、YouTubeの動画広告の“ビューアビリティ”は91%で、その他の動画広告の51%に大きく差をつけていると主張した。
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