海上保安官を描いた漫画作品で、フジテレビでテレビドラマ化・映画化された「海猿」原作者の佐藤秀峰さんは6月6日、「絶縁」宣言していたフジテレビと和解したと発表した。
佐藤さんは2012年、フジテレビ報道スタッフが事務所にアポなし取材に訪れたことや、「海猿」関連本を無断で出版したことに怒り、「フジテレビと絶縁する」と宣言していたが、5月27日に和解したという。
佐藤さんの「note」などによると、フジテレビはアポなし取材について、佐藤さんに謝罪文を送付。佐藤さんの許諾を得ることなく「海猿」関連本の出版を許諾したことも認め、「佐藤秀峰先生の著作権を違法に侵害する行為であり、慚愧(ざんき)に堪えません」などと謝罪する文書を公式サイトで公開した(PDF)。
佐藤さんはnoteで、「和解が成立したということで、例えば今後、フジテレビから『海猿』の続編製作の希望などをいただいた場合には、交渉を拒否することはございません」とコメントしている。
一方、和解を受けて「海猿の続編にも前向き」と伝えた報道にはTwitterで反論。「フジテレビの件、さっそく各所で記事になっておりますが、取材はどこからも受けていません。なぜ『続編にも前向き』と書けるのか、理解に苦しみます」とツイートしている。
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