岩田社長は「(ソフトとしては)両者の価値は同じだから同じ価格で売るべき」とした上で、「パッケージ版とダウンロード版は小売店さんのビジネスリスクが違う」と説明。パッケージ版は在庫リスクが発生するがダウンロード版は発生しないため、両者の卸価格に「差を設けている」という。
ダウンロード版を買う顧客にといっては、パッケージ版より割高だと「何となくすっきりしないお気持ちがあると思う」とし、現在開発中の新しい会員サービスで「顧客1人1人に提案ができるような仕組み」も用意すると話した。
今年の「E3」では年内発売タイトルに発表を限定し、タイトル数が非常に少なかったという指摘に対しては、宮本茂専務が「米国で今年のビジネスをやっていく上で重要な商品にフォーカスして展示した」と説明。会場の同社ブースにはプレイアブルなタイトルが並び、多数の来場客が遊ぶなど「流通のみなさんにご評価いただけた」と話した。
E3の発表をネット中継で見ていたファンに満足してもらえなかったことは「真摯に受け止める」と岩田社長。「来年以降の改善に向けて動かなければいけない」とした。
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