学研ホールディングスは7月13日、Webサイトへの不正アクセスが原因でeラーニング受講登録者の情報が漏えいした可能性があると発表した。漏えいした可能性のある情報がインターネット上で拡散している事実は確認されていないという。
同社によると、不正アクセスがあったのは学研教育出版が提供している高校生向けのeラーニングサービス「マイガク」の旧サイトや「保育CAN」「保育CANカタログ」「ママノート」の各サイト。このうち「マイガク」の旧サイトで2012年4月9日から2015年4月27日までに登録した利用者の情報が漏えいした可能性があるという。
対象は2万2108人で、2万2034人ついては学校や塾名、管理者、カタカナ氏名の情報が漏えいした可能性がある。また、13人ついてはこれら情報の他にサイト閲覧用のIDとパスワード、38人についてはメールアドレス情報も漏えいした疑いがあるという。23人はカタカナ氏名と閲覧用ID、パスワードが漏えいしたとみられている。住所や電話番号、成績などの情報は漏えいしていない。
不正アクセスは7月8日の午後2時10分頃に外部機関の通報で発覚。調査でその痕跡が確認され、10日の午後3時7分までに各サイトのサービスを停止し、情報漏えいの可能性について調査しているという。
不正アクセスでは「マイガク」利用者の情報の他に、各サイトのコンテンツ情報も侵害された可能性があるという。なお、Webサイトの改ざんは確認されていないとした。
同社では「マイガク」の旧サイトを利用していた学校や塾に連絡を取り、顧客窓口を設置して対応にあたっている。
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