フィンランドNokiaは7月28日(現地時間)、ロサンゼルスで開催したプレスイベントで、3DのVR(仮想現実)向けコンテンツの撮影が可能なプロ仕様のカメラ「OZO」を発表した。価格はまだ不明だが、第4四半期(10〜12月)に発売するという。
OZOは電球のような形状のカメラで、同期する8つのグローバルシャッターと8つのマイクを搭載し、ファインダでリアルタイムで3D映像を確認しながら3D動画を撮影できる。撮影した動画をカメラで再生・視聴することも可能なので、別途HMDなどを用意する必要がない。
OZOで撮影したコンテンツは、HMDなどのVR再生端末向けの商用コンテンツとしてパブリッシュできるという。既存のサードパーティー製コンテンツ作成ツールとも連係するとしている。
同社はMicrosoftにハードウェア事業を売却後、先進技術開発とライセンス部門のAdvanced Technologies、ネットワークインフラサービスのNokia Solutions and Networks(NSN)、地図サービスのHEREの3つの事業を運営してきた。HEREについては売却のうわさがある。
OZOは、Advanced Technologies部門が計画しているデジタルメディアソリューションポートフォリオの第一弾となる製品という。フィンランドの自社工場で製造する。
Nokiaはスマートフォンの製造のうわさは否定してきたが、デジタルメディア関連のハードウェアは今後も製造しそうだ。
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