米Appleは8月22日(現地時間)、「ごく一部のiPhone 6 Plusで、iSightカメラのコンポーネントの一部が故障し、撮影した写真がぼやけて見える場合があることが判明」したとして、同端末の部品を無償で交換するプログラムを発表した。
対象となるのは、2014年9月〜2015年1月に販売された特定のシリアル番号の端末。サポートページにシリアル番号を入力することで、対象端末かどうかを確認できる。
iSightカメラはiPhone 6 Plusと同時に発売されたiPhone 6にも搭載されているが、こちらについては現時点ではAppleからの同様のプログラムは発表されていない。
iPhone 6 Plusの背面カメラ(iSightカメラ)については、発売直後からピントが合わない、オートフォーカスがきかないといった苦情が出ていた。Appleのサポートコミュニティーへの昨年10月の投稿によると、iPhone 6には搭載されていない「光学式手ぶれ補正」機能に問題がありそうだという。
光学式手ぶれ補正機能はモーションデータを測定してレンズを緻密に動かすことで、十分な明るさがない場所での手ぶれを補正するというもの。Appleは「ほかにはないソフトウェアとハードウェアの統合により、光が少ない環境での写真をより美しいものにします。」と説明している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR