米Amazon.comが「Fire Phone」「Kindle Fire」などのコンシューマー向け端末事業を縮小するかもしれない。米Wall Street Journalが情報筋の話として伝えている。
同社は昨年7月に初の自社ブランドスマートフォンを発売したものの、市場からの評価は得られず、発売からわずか2カ月後には半値以下でのたたき売り状態に陥っていた。WSJによれば、Amazonはここ数日で、米シリコンバレーにあるハードウェア研究開発施設に勤めるFire Phone担当エンジニアを数十人ほど解雇したという。
この影響はスマートフォン事業だけにとどまらないかもしれない。同社は従来のKindle Fire HDX(8.9インチ)を上回る大型タブレットを開発中とのうわさもあったが、Fire Phoneの失敗を受け、これらの新規ハードウェア開発計画も中止か後ろ倒しにするのでは――とWSJは伝えている。
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