イギリスでは出会い系アプリのせいで性感染症患者が増えている――そんな話を、英BBCが医師へのインタビューなどをもとに伝えている。
英政府のデータによれば、英国では2014年に梅毒の発症者数が19%増えたほか、淋病も33%増加している(いずれも前年比)。BBCによると、英国の性感染症予防協会「British Association for Sexual Health and HIV」(BASHH)はこの原因が“出会い系アプリ”(Dating App)にあるとみているようだ。
英国の出会い系アプリ市場はここ数年で飛躍的に成長しており、毎週2つのペースで新サービスが生まれているという。同協会のピーター・グリーンハウス医師は「出会い系アプリでは人々が簡単にパートナーを変更できるため、それだけ性病感染のリスクが高まる」とBBCのインタビューで指摘している。
またBBCによると、ロンドンのある病院では、出会い系アプリをきっかけに性病に感染した患者を月間数十人ほど治療しているという。
グリーンハウス医師は「人々がパートナーをころころと変え、その中に1人でもHIVの感染者がいれば、爆発的に感染が広がる可能性がある」と警鐘を鳴らしている。
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