米Googleは12月2日(現地時間)、アプリに機械学習による画像認識機能を追加できる「Cloud Vision API」(プレビュー)をリリースしたと発表した。「Google Cloud Platform」を利用する開発者はこちらから限定プレビューに申し込める。少なくともプレビュー期間中は無料だ。
Cloud VisionはREST APIで、画像を数千のカテゴリに分類し、顔を認識すると表情から感情を推測し、多数の言語の文字を認識する。
例えばカメラ搭載ロボットのアプリでCloud Vision APIを利用すると、ロボットが人の顔を見て笑っている人には近づいたり、怒った顔の人には近づかないようにするといったことができる。記事末に転載したデモ動画では、Raspberry Pi搭載ロボットでの画像認識の様子を見ることができる。
大量の画像を扱うサービスに、Googleフォトのような自動カテゴリ機能や、Google SafeSearchのような不適切な表現を含む画像を検出する機能を追加することも可能だ。
Googleは11月には機械学習システム「TensorFlow」をオープンソースで公開している。
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