米Adobe Systemsは12月7日(現地時間)、無料写真編集アプリ「Lightroom Mobile」のAndroid版をバージョン1.4に更新し、有料の「Creative Cloud」への登録なしに使えるようにしたと発表した。iOS版は10月に既に完全無料になっている。
1月に公開されたAndroid版Lightroomは、ダウンロードは無料だが、これまではサブスクリプションサービスのCreative Cloudへの登録が必要だった。最も安価な「フォトグラフィプラン」の料金は月額980円だ。
新版は単独のアプリとして使え、編集した画像は端末のストレージやGoogleドライブやDropboxなどのクラウドストレージに保存したり、FacebookやTwitterで共有できる。例えば、編集プロセスを保存し、複数の写真にコピーする機能などの高度な機能がある。また、Androidはバージョン5.0(Lollipop)からAdobeが提唱するRAWフォーマット「DNG(Digital NeGative)」をサポートするので、Lightroomでの編集で高い品質の画像に仕上げられるとしている。
Creative Cloudに登録しないとできないのは、「Photoshop CC」と連係して同アプリの機能を使うことや、他の端末内やAdobeのクラウド上の写真の編集などだ。
登録していないと画面の上部に常に雲に×のついたアイコンが表示され、これをタップすると「同期が無効になっています サインインまたは無料体験版を開始して同期を有効にしてください」と、Creative Cloudへの登録を促される。
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