米Appleが準備しているとみられていたWebベースのテレビ番組ライブ配信プロジェクトが中断に追い込まれたようだ。英Bloombergが事情に詳しい関係筋の話として伝えている。
Appleは、米4大放送局やCATV局と協力し、合計14前後のチャンネルが月額30〜40ドルで見放題になるテレビ番組のライブ配信サービスを準備しているとみられていた。しかし、4大放送局の1つであるCBS Broadcastingのレスリー・ムーンベスCEOはこのほどAppleから「プロジェクトが保留になった」と伝えられたという。
Bloombergによれば、ケーブルテレビなどの有料放送の利用料は月額85ドル前後が一般的で、Appleとメディア各社間で金額面での折り合いがつかなかった可能性があるそうだ。
しかしAppleはライブ配信を完全に諦めたわけではないようだ。同記事によると、Appleはこの計画を中断する代わりに、メディア各社がコンテンツを提供できるプラットフォームとしてApp Storeを開放する考えもあるという。
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