米航空宇宙局(NASA)は4月9日、太陽系外惑星を探査している宇宙望遠鏡「ケプラー」に異常が発生し、操作が不安定な「エマージェンシーモード」に切り替わっていることを発表した。燃料消費も激しく、チームは最優先で復旧に取り組んでいるという。
7日にエマージェンシーモードに切り替わったと推定しているが、詳しい原因は明らかにしていない。4日の交信時点では、異常はなかったという。
同探査機は2009年に運用を始め、これまで5000個以上の太陽系外惑星候補を発見し、1000個以上が正式に認められている。13年に姿勢制御用のホイール4基のうち2基が故障し、残る2基と太陽光圧を使って観測を行う「K2ミッション」を行っていた。
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