米Microsoftは4月15日(現地時間)、WebブラウザからSkype.comにアクセスするだけで拡張機能やプラグインなどのインストールなしにSkypeを利用できる「Skype for Web」のプレビュー版を発表した。まずはWindows 10のデフォルトWebブラウザである「Edge」で利用できるようになった。
現在もWebブラウザ経由でSkypeを利用できるが、Webブラウザに拡張機能(プラグイン)を追加する必要がある。「Skype for Web」は、そうした拡張機能をインストールしなくても、「Skype.com」のページにログインするだけでSkypeの音声/動画通話とテキストチャットが利用できる。
これは、現在策定中のWeb標準「ORTC(Object Real-Time Communications)」を利用して実現したもの。EdgeにはそのAPIが実装されているため、可能になった。
Edge上のSkype for Web同士であれば、グループ通話も可能だ。「Skype for Windows」および「Skype for Mac」の最新版ユーザーとは、1対1の通話が可能。
Microsoftは2014年11月にInternet Explorer(IE)、Chrome、Firefox、Safari向けにSkype for Webのβ版を招待制で立ち上げており、ChromeとFirefoxがH.264ビデオコーデックをサポートしたら、これらのWebブラウザもサポートする計画という。
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