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「都会のマンションの閉塞感がいやだった」 任天堂出身エンジニアが“4K映像デジタル窓”に込めた思いクラウドファンディング「成立」のその後(3/3 ページ)

» 2016年05月20日 09時00分 公開
[矢内加奈子ITmedia]
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旅行会社などとも連携 Atmoph Windowを「プラットフォーム」に

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 アトモフは現在、クラウドファンディングで支援してくれたサポーターに対する製品出荷を進めている。「実際にプロダクトを手にしたサポーターからどんな声がもらえるか、不安もあるが楽しみ」と姜さんは話す。

 今後はAtmoph Windowの一般販売を目指すほか、窓に映し出す4K映像を撮影するカメラマンたちのプラットフォームを作る構想もある。また、旅行会社などと連携し、窓の景色を見たユーザーにその土地への旅行を勧める仕組みなど、Atmoph Windowをプラットフォームとしてさまざまなビジネス展開も検討しているという。

 「Atmoph Windowのプラットフォーム化を通じ、現在用意している約200点の映像のほか、世界中のもっと多くの風景をユーザーに届けたい」(姜さん)

著者プロフィール

矢内加奈子(やない・かなこ)

クラウドファンディングサイト「Makuake」を運営するサイバーエージェント・クラウドファンディングで広報を務めている。


Makuakeとは?

2013年8月にオープンしたクラウドファンディングプラットフォーム。2016年5月時点までに1200件以上のプロジェクトが実施され、1つのプロジェクトで1000万円を超える大型資金調達に成功するケースも複数登場している。


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