井の頭自然文化園で飼育されていたアジアゾウ「はな子」が5月26日に死んだ。国内最高齢の69歳だった。
26日朝、飼育舎内で横向きに倒れているのを発見。そのままでは内蔵を圧迫して死に至るので、ロープなどで自力で立てるよう促していた。午後3時4分に息を引き取ったという。
はな子は、1949年9月にタイから来日した戦後初めてのゾウ。上野動物園で飼育され、54年に井の頭自然文化園に移った。2013年に66歳を迎え、国内最高齢となった。近年は体調を崩していることも多く、3月に予定していた長寿を祝うイベントも中止になっていた。
詳しい死因は現時点では不明。27日に解剖検査を実施予定という。
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