古代エジプト王・ツタンカーメンの墓で見つかった短剣は、宇宙から飛来した隕石で作られていた――そんな研究成果を、ミラノ工科大学(イタリア)などの研究チームが6月2日までに発表した。
短剣を蛍光X線で分析したところ、鉄に加え、ニッケル(10.8%)、コバルト(0.58%)などを含み、隕石を構成する成分の比率に近いことが分かったという。研究チームは、古代エジプトでは、隕石が貴重な金属資源として用いられていた可能性を指摘している。
成果は、科学誌「Meteoritics & Planetary Science」に掲載された。
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