米Googleは6月9日(現地時間)、Android端末向けの新機能「Nearby」を発表した。Android 4.4以降搭載の端末に同日から“ローリングアウト”していく。
Nearbyは、端末の位置情報に基いて、ユーザーがいる場所で使うと便利なアプリやサービスをプッシュ通知で紹介する機能。Bluetoothと位置情報を有効にしておくと利用できる。この機能はオプトイン(初期設定では無効)で、最初の通知をスワイプでキャンセルすれば無効のままになる。
例えば空港でユナイテッド航空の搭乗ゲート近くにいると、Unitedの機内で映画や音楽を無料で視聴できるアプリ「United Airlines」のダウンロードを勧められる。
サードパーティー側が対応すれば、スーパーでのクーポンアプリやイベント会場での割引券などの通知も表示されるようになるだろう。現時点ではUnitedの他、ノートルダム大学やロサンゼルスの現代美術館The Boardなどが対応しており、それぞれの場所に行くと名所旧跡や美術作品を解説する音声ガイドアプリなどのプッシュ通知が表示される。
また、あらかじめGoogle CastやAndroid Wear端末を関連付けておくと、それらに近づくと1タップで接続できるような通知が表示される。
さらに、2月にAndroid版Chromeでテストを開始した「Physical Web」による関連Webサイトの表示を、Nearbyによりプッシュ通知で表示できるようにする計画だ。自分のWebサイトを表示させたい開発者はこちらの公式開発者ブログを参照されたい。
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