米Googleは7月12日(現地時間)、米国で提供している独自モバイル通信サービス「Project Fi」の米国外でのセルラーネットワーク接続スピードを従来の10〜20倍に高速化したと発表した。料金は従来通り、月額20ドルの基本料金+月額10ドル/1GBからのデータ通信料金のみだ。
Project Fiは、Googleが2015年4月に立ち上げた、米国在住であれば誰でも加入できるモバイル通信サービス。ただし、利用できる端末は現在、「Nexus 6」「Nexus 5X」「Nexus 6P」のみだ。
これまでも海外で追加料金なし、ローミングなしでの通信が可能だったが、ほとんどの地域での通信速度は2Gだった。これが、英通信大手のThree.との提携により、日本を含む135カ国での高速通信が可能になったとしている。これらの135カ国は、米国人の旅行先の97%に相当するという。
Project Fi利用者が最も訪れるのはロンドンで、パリ、ベルリン、東京、モントリオールと続く。
GoogleはProject Fiを、理想的なモバイル通信サービスを提供するための、いわばNexusシリーズのサービス版と位置づけている。Google Fiber同様に、米国外での展開予定は今のところないようだ。
次期Nexusの大きい方(コードネーム:Marlin)は5.5インチ?
Google、固定電話サービス「Fiber Phone」を米国でスタート
Google、米国での「Project Fi」一般公開で「Nexus 5X」を特価199ドルで販売
「Nexus 5X」と「Nexus 6P」予約開始 「Android 6.0 Marshmallow」は10月初旬リリース
Google、独自モバイル通信サービス「Project Fi」発表 LTE+Wi-Fi体験を低価格でCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR