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「セカイの終わり」とPokemon GO コノ、オオゾラニ、エアタグヲ立ちどまるよふりむくよ(5/5 ページ)

» 2016年07月28日 10時09分 公開
[松尾公也ITmedia]
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それでもまた、エアタグを浮かべたい

 Pokemon GOはすばらしい。

 それはそれとして、エアタグもまたすばらしい。自分で好きなものを好きな場所に投稿できるからだ。いまは、そういうのは流行らない。お金にはならない。サーバ運営コスト、POIの管理、プライバシー、フィルタリングの問題などなど。

 いま、Pokemon GOで使えるAR的ガジェットとしてVufineというウェアラブルディスプレイを使っているのだが、これを連動したら、今風のセカイカメラが作れるんじゃないかな、とも思う。

 妻との想い出をすべてプライベートクラウドに挙げておいて、その場所、その時間になれば自分専用のアプリに写真や動画、声が届いて、目の前にオーバーレイされる。そんなARアプリもいつか使えるようにあるといいなあ。そんなことを考えている。ポケGO人気に便乗してどこかがやってくれないかなあ。実は、Nianticの知られざるアプリ「Field Trip」がそれに一番近いのだけど……。

 いまはドローンと同じで、自由にエアタグを飛ばせない。

 そんなわけで、セカイカメラの終わりを描いた名作を含む、山田胡瓜先生の短編集「バイナリ畑でつかまえて」が、電子本だけじゃなくて紙でもつかまえられるようになる、しかも加筆・修正もあるそうなので、8月2日以降、ぜひお読みいただいて、心をチクチクさせてほしい

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 コノ、オオゾラニ、エアタグヲ。

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