2017年に店頭に並ぶAndroid端末には、「ハングアウト」はプリインストールされなくなりそうだ──。米Googleが10月5日(現地時間)、Android端末メーカーに対し、「Google Mobile Services(GMS)」を変更し、ハングアウトを「Google Duo」に置き換えると告知したと、米Android Policeが報じた。この変更は12月1日に発効する。
GMSは、「Google Playストア」や「Googleマップ」などの基本アプリをプリインストールしたいAndroid端末メーカーに対し、Googleがそれを許可する代わりに他のアプリのインストールも義務付けるというもの。現在のGMSのアプリは以下の11本だ。
Duoは、Googleが今年のGoogle I/Oで紹介し、8月にリリースした1対1のビデオチャットアプリだ。ハングアウトのテキストチャットやグループでのビデオチャット機能などはない。
これではGMSからテキストチャットアプリがなくなることになる。今後、Duoと同時に発表され、9月に提供開始された「Google Allo」もGMSに追加されるのかもしれない。Alloは「Googleアシスタント」搭載がウリのメッセージングアプリだが、本稿執筆現在、Googleアシスタントはまだ日本語をサポートしていない。
なお、ハングアウトはGMSから外れるだけで、メーカーは従来通りプリインストールすることも可能だ。プリインストールされていなくても、ユーザーはGoogle Playストアから追加できる。
Googleは8月にDuoを公開した際、ハングアウトは今後ビジネス向けコミュニケーションアプリと位置付け、「Google Apps」に統合していくと語った。
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